人気作家の元晴は、抜けたところがあるが気にするわけでもなくマイペース。そんな元晴が、自身の小説を原作とする映画のプロモーションの打ち合わせで小学校時代の友達、貴之と再会したことで懐かしい記憶を思い出す――。 子供の頃から小説家になる夢を持っていた元晴にとって貴之は、思いもよらない言葉でその背中を押してくれた忘れられない友達だった。